平戸合宿

五月二日、三日
長崎県平戸市にて行われた
心形刀流平戸伝伝承合宿に参加してきました。
全三日の日程のうち二日目からの参加。

九州は高校生の頃(二十年近く前)に一度行ったきり。
この機会にバイクで走ろうと嫁と話し合い、
稽古道具一式を宿に送り自分達はバイク二台で移動。

東京→大阪→フェリー→福岡→長崎
船の移動距離を除いてもおよそ700km。
いやー、遠かった(^_^;。

初めてお会いする平戸のM師範は七十二歳。
昨年は歩くのもキツイくらいの体調だったそうだが
今年は元気になられていた。
しかし激しい運動や正座は無理なようで、
自分達の稽古を横で見て指導してくださった。

稽古場は地元の小さな公民館なので、
稽古の声や音は外に丸聞こえ。
地元の子供達が聞きつけて
「やー、とー」などと真似てたようです(笑。

一日目は組太刀と居合
二日目は小太刀と二刀

そして最後に締めとして組太刀全十本を
N先生と打ち合う。
最初の一本目で気圧されてしまったけれど
二本目から気合を入れなおし、
少しはマシな動きができた。

全員が一通りの型を憶えることができたので
M師範よりお褒めの言葉を頂いた。

注意点として
・引き斬りを重視
・篭手をつけて稽古

「型を憶えたらその先はそれを元にひたすらに技を練って
 これから先も精進していくように」
とのこと。


稽古終了後はM師範を交えての酒宴。
地元の美味しい料理屋で
心形刀流についての熱い思いを語るM師範。

酔っ払いながら
心形刀流は他の流派のように諍い合うのではなく
 心という字を大切にみんな仲良く精進してほしい。」
という旨を繰り返し仰られていた。

いつもと違い東京から遠く離れた場所での稽古
地元の人にはなんてことない海も綺麗に映ります。
町の中心にある平戸城
たくさんの歴史を語る立派な松浦史料博物館
暖かく迎えてくれた地元の人達。
そして美味しい料理!
素晴らしい旅になりました。

この機会を作ってくれたN先生と稽古仲間達に感謝。
また来年も行けたらいいなと思います。



稽古会の平戸合宿はこの二日間で終わりですが
その後は鹿児島まで足を延ばし九州ツーリングを満喫しました。

今回のツーリングで廻ったところ
小倉城、熊本城、大阪城伊賀上野城
八坂神社、太宰府天満宮阿蘇神社、照国神社住吉大社、豊国神社、亀山神社
松浦資料博物館、平戸ザビエル記念教会、伊賀流忍者博物館
彦島関門海峡平戸島、神埼鼻(本土最西端)、阿蘇山桜島浜名湖御前崎
帰るまでにたっぷり3000km走りました。

帰り道、三重県亀山市の亀山神社と亀山演武場に立ち寄ってみました。
稽古はしてませんでしたが山崎雪柳軒翁の剣碑を見ることができました。

この人がいなかったら亀山市心形刀流は伝わってなくて、
自分はN先生と知り合うことなく、
何か別の武道をやることになっていたんだろうなと思い
感謝の念を捧げてきました。

色々と事情があるようですが、
亀山で心形刀流を稽古している同門の方々とも
いずれ交流してみたいものです。

今回の平戸合宿で自分が稽古しているものが何なのか
再認識できた気がします。
今までよりも身を入れて頑張っていこうと思います。



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コメント


小さな作家さん: 2010/05/13 返信削除
3000kmですか!!!想像できない距離です。
気持ちいい時期ですよね〜
平戸合宿お疲れ様でした。
子供たちが真似ていた情景が頭に浮かびます。
亀山も寄れて良かったですね。


ヤマタカさん: 2010/05/19 返信削除
九州は楽しかった!
また来年も行きたいでっす!!
小さな作家氏も合宿参加しようぜ。
夜の宴会だけでもww
平戸はいいとこでしたよー。

亀山はちょっと緊張しながら行きましたw