内藤信成侯四百年祭 その弐

安泰寺に続々と人が集まり、
内藤信成侯の四百回忌法要が厳かに行われました。


安泰寺は藩祖 内藤信成候が開いたお寺で、
内藤家の移封とともに享保五年に村上に移ってきた。
藩主の学問所だったとのこと。

法要の後、村上市郷土資料館の前館長M山先生による
「講談 内藤三左衛門信成」の紹介。


藩祖 内藤信成侯の戦国時代の活躍を題材にしたもので、
遠い昔の戦での徳川家康本多忠勝とのやりとりが印象的でした。


一部は扇子で机を叩いて調子を取りながら実演してくれました。
さすがのサービス精神(笑。


M山先生の講義は何度か参加したことがあって、
勉強になるとともに実地での調査体験記も面白いので
毎回楽しみにしています。



次は光徳寺に移動。
光徳寺は古くから村上藩主の菩提寺


江戸時代初期の堀家から現在の内藤家まで
藩主が変わるたびに寺名が変わってきたそうです。


ここには代々の内藤家当主のお墓があります。
平成元年に内藤家一族の墓が集められ、村上市指定史跡になっています。


こちらのお寺でも四百回忌法要が執り行われました。
その後に尺八や琴の演奏。

和の音色に聴きほれます。


そして内藤家代々の当主のお墓参り。
自分も殿様に続いて参列しました。

普段は立ち入れないのですが、この企画のために一般開放。
参加した方たちもかつての殿様のお墓参りができました。
遠い時代に思いを馳せて、それぞれに手を合わせます。


ここで昼食タイム。
殿様風御膳を頂きます。

これは前述のM山先生が、
史料から当時の殿様が食べていた料理を調査し、
それを元に地元の料亭 能登新さんがアレンジしたもの。


なんでもそのままだと質素すぎるので、
ハラコや甘味を沿えたとのこと(笑。


盛り沢山の内容で午前の行程を終えました。


つづく



木曜日稽古
●剣術
○附け
○直和刀