越後二天

越後の武術研究家、M氏のHP「越後武芸傳」に 鈴木幸治先生の越後二天一流講演会の告知があるのを見つけた。 http://heihouechigo.jimdo.com/ 鈴木幸治先生は宮本武蔵研究に精力的に取り組んでおられ、 運営するHPは圧巻のボリューム。 http://www.geocities…

松胤

内藤侯の四百年祭も終わって半月ほど経った頃、 故郷の町中を歩いていたら一枚のポスターを見つけました。 内藤家ゆかりの品展 あれ? この展示は四百年祭の間だけと聞いていたのに まだやってるじゃないか。 その足で郷土資料館へ向かい、 様々な展示物を見…

武道祭

内藤信成侯四百年祭と並行して、 藤基神社の敷地内で第二回 村上市武道祭が開催されていました。 (市町村合併後二回目とのこと) 自分は地元の武道事情を全然知らなかったので、 この武道祭を楽しみにしていました。 (二日目は奉納演武) 一日目 武道祭 柔道 …

内藤信成侯四百年祭 その参

午後からは藤基神社へ ここは藩祖 内藤信成侯が祭られた神社。 元々は江戸の藩邸にあった神社から分霊して、 嘉永二年に今の社殿が建てられました。 大正時代に第十代 信敦侯、代十一代 信思侯が合祀されています。 宮司さん達と共にが四百年祭の祈りを捧げ…

内藤信成侯四百年祭 その弐

安泰寺に続々と人が集まり、 内藤信成侯の四百回忌法要が厳かに行われました。 安泰寺は藩祖 内藤信成候が開いたお寺で、 内藤家の移封とともに享保五年に村上に移ってきた。 藩主の学問所だったとのこと。 法要の後、村上市郷土資料館の前館長M山先生によ…

内藤信成侯四百年祭 その壱

今年は故郷の越後村上内藤藩の藩祖、 内藤信成侯が亡くなられてから四百年。 藩祖が祭られている藤基神社や内藤家の菩提寺で、 盛大な法要が企画されていた。 地元で歴史調査などしていた縁で、 夏ごろからこの企画のお手伝いをさせてもらっていて、 さぁ明…

お鍋の季節

土曜日稽古 稽古終了後はN野先生宅で鍋パーティ。 秋の味覚をたっぷりと入れて、 旬のキノコ鍋が完成! 稽古仲間五人で美味しく頂きました。 先生こだわりのキノコ解説がありましたが、 中身はほとんど覚えておりません(笑。 夕方から飲み始めて夜中の三時…

剣先合わせ

相手の打ちに対して、 剣先を相手の切っ先に合わせるような感覚。 それが主ではなく自然に。 意識を全体に合わせつつ、一点を見るような。 そうすることで 今まで反応できなかった相手の打ちにも 反応できた。 よく剣道家の話にでてくる剣先が揺れているとは…

研ぎ上がり

地元で研師のN村先生宅にお邪魔した際に、 家伝の短刀があると話したところ 見せてみれっちゃ と言われていたので、 今度は短刀を持って遊びに行ってきた。 家伝の短刀 http://d.hatena.ne.jp/yamatakac/20120426 輝きはなく、刃紋も見えない 一通りの観賞…

三振目

最初の出会いは 地元近くの骨董屋でだった。 2X万円と値札の付いたその刀は 二尺四寸五分で樋がなく反りが浅いもの。 自分が探していた刀の姿だった。 何度か振らせてもらったり、眺めたり。 軽い気持ちで店に入っただけに、 自分好みの刀が安く売りにでてい…

同時

土曜日稽古 膝の崩しを使っての動作 今までは 抜いて→動く と順序がついた動きだった。 そうではなく 抜く=動く とほぼ同時の感覚で行ってみたら 驚くほど動き易かった。 今までよりも間が詰まった感じ。 頭の中でのイメージが先行していて 身体の声を聞い…

背中を開く

木曜日稽古 N野先生から教えを受けている時に 「背中を開く」と言われたことがあった。 胸を開くならともかく、 背中を開くとはどういうことなのか? と、色々と動いてみたけれど、 その時はどういうことか全然解らなかった。 しばらく背中側に意識を置くよ…

足首固い

日曜日稽古 海老名にて 神奈川での稽古会場が 海老名に変わってから初めての参加。 S木氏と二名でN野先生に指導してもらう。 前廻り受身について試行錯誤している時に、 どうも他の人に比べて足が動いてないのに気付いて 稼働域のチェック。 自分の足首が …

DVDの話

先日収録した風心会のDVDを発売前にGET! 自宅に帰って早速再生してみました。 N野先生の居合で厳かに始まったその後で、 自分の二刀の演武が収録されてました。 オープニングに使われたかー。 嬉しいような荷が重いような、、。 もっと迫力が出せないもの…

東京からのお客様

お盆時期の夏休みを利用して、 東京から稽古仲間のH本夫妻が新潟まで遊びに来てくれた。 この夫妻は都会育ちなのに田舎や自然が大好きで、 特に地物の美味いものに目がない。 今回新潟に来る切っ掛けも、 「新潟遊びに来たら海の幸をたらふく食べさせてやん…

七夕祭と型稽古

土曜日稽古 この翌日から地元に帰り、 お盆時期に開催される七夕祭りの準備。 本格的に参加するのは20年ぶりくらい。 ほぼ毎晩町内の集会場の神社へ通ってた。 町内のちびっこのお相手をしながら お囃子の練習と獅子舞の指導サポート。 今回は中学生二人をメ…

横方向

木曜稽古 動作の時の視界が 縦方向に集中していたことに気付いて、 意識して横方向に広げるようにしてみた。 そうすることで周りがよく見え、 相手の全体も捕えられる。 また自分自身の形もよく見えて 今までよりも末端へ気が配れた。 まだ慣れていないので…

新築祝い

稽古終了後は千住のバイク仲間夫婦宅で 新築祝いのホームパーティ。 月島の路上で美味しい匂いを漂わせていた焼き鳥屋で 鶏の手羽先餃子と豚肉巻きを仕入れる。 さらに酒屋で美味しいお酒を仕入ようとしたのだけれど、 目当ての酒が品切れ。 代わりにバナナ…

不一致

心と形(身体)の不一致。 思った通りに動けない。 柵を飛び越えれなかったり、 受身が上手くとれなかったり。 動きのイメージを掴むのが難しい。 あれこれ考えて失敗のイメージの方が先に立ち、 動けないこともある。 考えないで動いた方が結果が良かったりす…

不安定

地震の影響や家庭の問題で、 嫁と子供が越後で生活するようになって一年。 以来、関東と越後を行ったり来たりの日々。 思ったほど辛くもないし、 都会と田舎と半々の暮らしは それぞれにいい刺激があって充実していると思う。 しかし、表面上はどうであれ、 …

硝子のアバラ

六月末の稽古で肋骨を痛めてしまった。 くしゃみをしたり重いものを持ったりと負荷をかけると痛むため、 この半月間は生活に気を使った。 昨年も稽古中に一度痛めているので、 稽古仲間には「硝子のアバラ」と称されてしまった(笑。 肋骨を痛めたのはこれで…

袋撓

入会したての頃に袋撓作りを教わったのだけど、 皮を縫っていく大変さに辟易して放り投げてしまい、 そのままずーっと放置してしまっていた。 (調べたら2008年3月8日のことだった。四年も経ってる(^_^;) http://d.hatena.ne.jp/yamatakac/20080308 たまーに…

新居

少し前の日記で 「ようやく落ち着いてきたから新潟でも稽古」 と記したすぐ後で、 今度は実家を出ることになりてんやわんや。 物件探しに家具の手配、 挨拶周りに引っ越し作業。 幸いにしてとても良い物件が見つかり、 実家から徒歩十分のところに 二階建て…

収録

この日の稽古の翌日に、 月刊秘伝誌から発売されるDVDの収録があった。 自分も含めて数名がお手伝いとして参加。 プロの撮影現場に関わるなんてのは初めてのことなので、 スタッフさんの動きや機材、 収録の方法に興味深々だった。 今回は入門編とのこと…

夏至

お久しぶりの稽古日誌。 この頃は忙しくて全然更新する気力が沸きませんでした。 半月分くらい溜まってるので、 細々と更新していきます。 稽古中の話の中で 夏至から冬至にかけて陽から陰に移り 冬至から夏至にかけて陰から陽に移る と教わる。 この日は夏…

修道館

関東と越後を行ったり来たりの生活を始めて半年余り、 生活ペースにも慣れてきて少し余裕がでてきたので 新潟でも武術修行をしようと思っていた。 昨年に村上藩の武芸講義でお会いしてから なにかとお世話になっている 新潟の武術史研究家M氏にお願いして、…

研ぐということ4

前回に引き続きM本講師による研ぎ講座。 今回は小型のナイフを用いて竹串を削り、 吹き矢を作成するとのこと。 研ぎの講座というよりは 刃物の使い方と物作りの講座という感じであった。 壱. 竹串の末端を四つに割る。 竹串の両端を良く見て、どちらが割易…

白線

この日は組太刀の 切結びからの変化を稽古。 自分の中のテーマとして 相手との間合いを意識に置くようにしていた。 すると今までと違った感覚で、 相手の動きだしの瞬間に 太刀筋が見えることが何度かあった。 それが見えた時は慌てずに対処できていた。 一…

朝涼忌

心形刀流の剣客 伊庭八郎の法要 朝涼忌が今年も開催された。 伊庭八郎は八代宗家伊庭軍兵衛秀業常同子の息子で、 幕末に遊撃隊として官軍と戦い、 箱根では片腕を切り落とされても奮戦。 その後は北海道の五稜郭で榎本武揚、土方歳三らと共に戦い、 二十六歳…

野外稽古

この日の翌日は伊庭八郎の法要「朝涼忌」。 自分は二刀の演武をやることになった。 昨年末の縁武会でも二刀はやったのだけど、 左右の使い分けや分離が難しく、 苦労した覚えがある。 あれから半年経過したけど、 二刀については突き詰めてこなかったので、 …