地震

この稽古の翌日、3月11日。
東北地方で地震がありました。


当日自分はビルの8階で仕事中。
段々と大きくなる揺れに社内の人間たちで励ましあい
誰も怪我なく耐えることができました。


平静を装っていましたが
情けないことにしばらく震えが止まりませんでした。
この時の揺れは震度5強だったそうです。
その後も社内にいたのだけれど、
第二波が来たので近くの小学校に避難。


そこで初めてTVを見て被害の大きさを知りました。
映しだされる余りに衝撃的な映像に言葉を失い
目を離すことができませんでした。


翌日なんとか自宅に帰り着き被害状況の確認。
幸いたいした被害はなく、本棚が崩れていただけでした。
だけど自分が寝ている布団の上に倒れていたので
夜だったら大怪我をしてたかもしれません。


それから数日間、まだまだ余震は続き、
福島の原発も余談を許さない状況。
さらに停電の実施で首都圏はプチパニックに。


食品や懐中電灯の買い占め。
ガソリンスタンドには長蛇の列。
必要な人に物資が渡らない状況になってしまった。


毎日流される不安で不確定な情報に翻弄されて
ストレスが溜り抑えきれなくなっている人が増えている。
どうでもいい小さな事で諍いが起こり、
他人を思いやる余裕もなくなっていく。
街中で怒鳴っている人を何人か見た。
まだ少数だからいいけれど、
これが大きな騒動になったらと想像すると恐怖を感じる。


心を鍛えることを第一にする流派の門末に属しているのだから
こういう非日常の中にあっても心を平静に保ち、
動くべき時には動けるようにしておきたい。



●剣術
○声と形
土曜日に引き続き
声と形の整合性を高める
#一息で動作を完了させる
#途中の詰まりを取っていく