平成二十三年 風心会縁武会

縁武会当日。


普段お世話になっている月島の住吉神社へ。
縁武会開催の報告と
一年間お世話になりましたとみんなで参拝。


その後は縁武会会場の近くの鉄砲洲稲荷へ
会場を借りることと縁武会の成功を祈って参拝。


会場に入って設営と最後の打ち合わせ。
いよいよ始まるぞと高まってくる各人の気合。
開始時間が迫ってくるに連れて静まっていく会場が印象的でした。


N野先生の開きの居合を以て、
縁武会の開始。


最初の出番は亀山伝の組太刀をT中氏と。
自分は打太刀側。
相手は稽古を始めたばかりなので打ち込みは丁寧に、
そして気を抜かないように心掛けた。
T中氏はご家族も見えられていたので緊張した様子。
ご家族の感想はどうだったろうか?
後日聞いてみたい。


続いては居合。
なんと今年は締めを任された。
嬉しい反面重圧に緊張した。
当初考えていた構成は
向譚中刀(亀)→向譚中刀(詰)→向譚中刀(平)→前肩井刀(亀)→左小肘刀(平)→右逆車刀(亀)→燕飛刀(平)
と七本だった。
実際に抜いたのは
向譚中刀(亀)→向譚中刀(詰)→向譚中刀(平)→左小肘刀(平)→右逆車刀(亀)→後腰車刀(亀)
と六本。
途中の前肩井刀(亀)を抜き忘れた。
原因は最後の燕飛刀(平)を最後まで悩んでいたこと。
燕飛刀(平)は難しく、納得して抜けたことがないためと、
後腰車刀(亀)には今年ちょっとした気付きがあったので、
それを表現するのもいいかもしれんとホント直前まで悩んでいた。
それが一本抜き忘れの原因。
抜き忘れはしたけれど一本一本は丁寧に抜いたので、
今年一年の自分は表現できたと思う。
(抜き忘れも含めて)


そしてニ刀。
打太刀は何でも器用にこなすY本氏に務めて頂いた。
今年は何かとニ刀に縁があったので、
学びなおす意味で自分から志願した。
でも半月足らずでは付け焼刃もいいとこで、
どんな動きになったかは、後で映像で確認するのも怖い。
五本を演武したがどれ一つとしてできていなかった。
演武はダメだったけれどニ刀を見直すいい機会にはなった。
また来年稽古していきたい。


N野先生の納めの居合で
縁武会は終了。


今年も無事に終了しました。


自分のことばかり書きましたが、
稽古会の各人の演武も気合がノった良いものでした。
中には普段の稽古よりもずっと良く動いていた人もいた。
場の構成と緊張でリミッターが外れたのだろうか?


水戸鍛錬会からゲストで来てくれたお二人の演武も
とても真剣で気合が入ってて見応えがあった。


縁武会終了後、稽古仲間E氏の子供がトテトテと走り寄り
「一番カッコよかったよ!」
と笑顔で言ってくれました。
もうね!その一言だけで飛び上がるくらい嬉しかった!
とても!とても!


稽古仲間O氏の親父さんには
「ヤマタカくんは子供が産まれて動きが変わったね」
と好評価。


その後の忘年会ではN野先生にまで
「ヤマタカくんは真剣でやるようになって良くなった」
とお褒めの言葉を頂いた!
(その後の「居合刀でやってた頃はペラペラで云々…」は聞かなかったことにする(^_^;)


気分良く終電まで飲めました←単純
しかし反省点がたくさんあることは自分で解ってます。
また来年も頑張って稽古しよう。
そう思える良い縁武会でした。

今年の風心会の活動はこれで終わり。
N野先生、稽古仲間のみなさん、また来年もよろしくお願いします。
よいお年を!