修道館

関東と越後を行ったり来たりの生活を始めて半年余り、
生活ペースにも慣れてきて少し余裕がでてきたので
新潟でも武術修行をしようと思っていた。


昨年に村上藩の武芸講義でお会いしてから
なにかとお世話になっている
新潟の武術史研究家M氏にお願いして、
修道館の稽古を体験させてもらうことになった。
引き受けて頂きありがとうございます。


M氏は弦巻式和道柔術(仮名?)の師範をされていて、
他にも越後伝の様々な武術を研究されている。


道場ではM師範とF師範に稽古をつけていただいた。
F師範はなんと七十八歳!
高齢な方なのにとてもしっかりしていて、
指導も解り易かった。
このように年を取りたいなぁと思った。


お二人には初段技を七手ほど教わって、
一つ一つを丁寧に指導していただいた。


少し前の剣術稽古で白線が見えた時のように、
相手の腕に沿った崩しの線を感じることができた。
自分が今まで体術で捉えようとしていた線よりも、
もっとずっと細い線だった。


この線を個人差や状況など様々な違いがある中から
見つけられるようになることが
今後の稽古の課題。


二時間ほど稽古してこの日は終わり。
とても充実した時間で、あっという間だった。


東京で稽古している内容と反発するものではなかったし、
M師範や道場の方々にも受け入れてもらえそうなので、
今後も参加をお願いしてみようと思っている。


稽古終了後はM師範と昼食。
直接会うのは半年ぶりなので、
色々と話せて良かったです。


お世話になりました。
ありがとうございました。