初回の稽古

バランスの大切さを学ぶ。
いかに無駄な動きをしないか。
無駄を省き、最小の動きで相手を倒す。

身体のバランス、重心の動きを利用し
少しの力で優位にたつ。

日常の動きの中にこそ、
多くの無駄が隠されている。
ゆっくりと動作をすることで
その無駄が何かを探り、削っていく。
一つの型を10分かけて行うことで
たくさんの無駄が見えてくる。

普段の動きの無駄を省くために
達人が残してくれた修行法である。
自らの無駄を探すために
一歩に2時間をかけた達人もいる。


稽古の前に礼
北を向いて二礼二拍手二礼
道場の真ん中を向いて皆に礼
刀を扱う場合にも両手で掲げて礼


柔軟の後にバランスの訓練。
・両足を揃えまっすぐに腰を下ろす。
・目をつぶり片足をゆっくりと上げ、状態維持。
 左右組み換え
・右足を軸に身体をTの字にして状態維持。
 左右組み換え
・右膝をたて、左足を後ろにつま先立ち。
 状態を動かさないようにして左右の組み換え。

受身
前に倒れた時の受身
・下方向の力を腕によって横に逸らすように。

前回り受身
・右膝を立て、左足を後ろに。
 背筋を伸ばして力を抜く。
・右足を引き、左手をついて左膝を浮かす。
・浮いた左足の下に右手を入れていく。
・そのまま身体を抱え込むように回る。
・起き上がった時はまた元の姿勢になるように。
左右反転。

歩行訓練
・足の外側面で歩く、その際足をクロスしながら歩行。
・爪先立ちで歩く。
・踵で歩く。

しゃがみ動作
・一気に体重を落とさないように徐々に力を抜いていく。
*立てた膝を抱え込むようにするといい。


古武道

手首を取って投げる
少ない動作で相手の手をとり、そのまま倒す。

腕を両手で抑えられた場合の返し
僅かの力で相手の力が入り難い方向へ動かし
相手の腕を交差させるように動く。
そのまま体を入れていくだけでいい。


握り
左手の小指と薬指を丸め、その上に刀を乗せる。
そのまま軽く握り込む。

刀を振る(上段→中段→下段)
振り下ろし
上段に上げる際には左足を前へ
その構えから腰を落としながら刀を降ろしていく。
降ろす腕の邪魔にならないよう、
左足を引いていく。

陽の構え(上段)
刀を顔の横に構える。
その際腕の力を抜き、突っ張らないようにする。

籠手返し
相手の振り下ろした刀を僅かの動作で逸らし、
相手の籠手に右から切り込んでいく。
亀山伝と?伝によりやり方が異なる。

籠手返し2
相手の振り下ろした刀を僅かに避け、
相手の左から切り込んでいく。

籠手返し3
こちらの踏み込みを狙ってきた相手に対し、
半身を逸らし、籠手を狙っていく。
切る際は片手持ち。

籠手返し4
相手の刀の下から籠手に切り込んでいく。
相手の刃に刀を当て、腰を右に落としながら足を組み替え
下から相手の籠手を狙っていく。