平成二十年 心形刀流関東稽古会 翠延会/風心会 縁武会

伊勢原の市立武道館で
心形刀流関東稽古会の縁武会が催された。


いつもは年末に月島にて行われるのが慣例だが、
今年は同じ心形刀流を学び風心会と協力関係にある「翠延会」の方々の主導で
伊勢原にて開催された。


会場は暖房がないと聞いていたので
「寒さに震えながら演武することになるのか」と覚悟をしていたけれど、
当日は晴天に恵まれて暖かいくらいの陽気。
その陽気に導かれ、準備も進行も滞りなくスムーズに行われた。


シンと張り詰めた空気の中、行われる演武。
一人一人、気合の入っているのが充分に伝わる演武だった。


自分自身は亀山伝心形刀流の組太刀を六本。
打太刀をK刈さんに務めてもらって演武を行った。


意識したことは
・力を入れないこと
・相手を見ること
・発声をすること


気合は入っていたが、緊張感はなかったように思う。
現時点での柔らかさは出せたかな?


居合いは向覃中刀、逆覃中刀の二本。
当初は向覃中刀を形を変えて三本抜くつもりだったが、
どうにも焦点が合わなくて土壇場で変更。


前日にK坂くんに言われたことを意識しつつ、
ゆっくり丁寧に抜くことを心がけた。
余り綺麗に抜けた感覚ではなかったので、
きっと後で動画を見て後悔することだろう・・・。


木刀が二本も折れるなどハプニングはあったけれど
特に怪我人もなく、無事に終了。


その後は旅館にて大宴会。
終わった後の高揚感でみんな半端なく酔っ払い、
とても内容の濃い宴会になった。


翠延会の方々とも色々と話せて、
有意義なひと時だった。


反省
今回の縁武会はほんっとに調整不足。
9月,10月とほとんど稽古にでてないのだから当然だ。
キャンプしたりツーリングに出掛けたりと他の遊びに夢中になっていた。
せめて自宅で稽古ができればよかったのだけど、
それをする意志力も足りなかった。
結局は直前になってワタワタして、付け焼刃のまま出演。
それでも昨年よりは動けている実感があったので
「この一年は無駄ではなかった」と感じられただけマシか。
来年の縁武会に向けて精進しよう。


来年のテーマは「意志力」かな。