牟田文之助

地元の村上藩で明治期まで継承されていた剣術
「時中流」を調査していたら、
牟田文之助という人の事を知った。


この人は佐賀藩鉄人流の門人で
藩命で剣術修行にでて全国を廻り、
村上で兄弟流儀の時中流の門人達と技術交流のため
しばらく滞在している。


この時の廻国修行日誌が現存していて、
目を通してみると江戸で伊庭道場でも仕合をしていた。
地元縁の剣士と伊庭道場に接点があったことに嬉しくなった。


内容的には「仕合したけどたいしたことなかった」
なんだけどね(^_^;。


江戸時代の日本や地元村上の様子が伺えて
なかなかに面白い。


この間ヤフオク
この牟田文之助へ発行された伝書が出品されていて、
全七巻中数巻を安く入手できたので
記念に話題にしてみた。


村上縁の伝書が入手できて嬉しい。
この時中流を伝える人はもう残っていない。
残念だなぁ、、。


●剣術
○中住剣
・中墨
・中重
#圧を抜く時に体を抜く
#伸びと落ちを使う
#相手の身体の組み合わせを観察する
○清眼刀
・清眼刀→丸橋への変化
#フワリと
#速く動くのではなく、全体として速く
#力で速さを出すのではない