剣先合わせ

相手の打ちに対して、
剣先を相手の切っ先に合わせるような感覚。
それが主ではなく自然に。
意識を全体に合わせつつ、一点を見るような。


そうすることで
今まで反応できなかった相手の打ちにも
反応できた。


よく剣道家の話にでてくる剣先が揺れているとは
こういうことなのだろうか?
剣道やったことないからよく解らない(^_^;。


思い返せば中学高校の剣道、柔道の授業は大っ嫌いで、
仮病使って休むこともしょっちゅうだったのに、
三十過ぎて剣術、柔術に興味深々になるとは、、。
昔の自分が聞いたら驚くだろうな(笑。



木曜日稽古

○剣術

研ぎ上がり

地元で研師のN村先生宅にお邪魔した際に、
家伝の短刀があると話したところ


見せてみれっちゃ


と言われていたので、
今度は短刀を持って遊びに行ってきた。


家伝の短刀
http://d.hatena.ne.jp/yamatakac/20120426

輝きはなく、刃紋も見えない


一通りの観賞の後、


これはいいものかもしれねぇな。
近くに腕のいいのもいるけども、
ワシに研がしてくれるなら安くするが、どうだ?


と破格のお値段で申し出。
せっかくの縁で知り合えたのだし、断る理由もない。
是非お願いします。


よっしゃ
じゃあ見てろ


とおもむろにその場で荒砥をかけ始め、
みるみる現れる立派な刃紋!


思ってた以上に豪壮なものが現れて、
おお!これは凄いと二人で興奮してしまいました。


こりゃあ立派になるぞ


とワクワクなN村先生。
しばらく研ぎ上がりを待つことに。



三日後


できたぞと電話。
思ってたよりずっと早い!


いい刀を研ぐときは楽しくて、
一気に終わってしまうんせ


研ぎ上がりはこのように!


江戸中期頃の備前ものではないか?とのこと


最初に現れた刃紋が上の写真
それに比べて下の写真の方は元気がない。


両面が上の写真のように立派だったら
もっと見栄えがしただろうと、
ちょっと残念そうなN村先生。


しかし俺としてはもう大満足です!
発見当初は錆だらけで、こりゃだめだと思っていたものが
ここまで立派になるなんて、、。
研ぎの技術っていうのは凄いんだなぁ。


そして厚かましくもついでにお願いしていた
一振目の二尺一寸の切っ先修理も完了していた。


一人稽古中に柱に引っかけてめくれてしまった切っ先が元通りに、、。

ってメッチャ綺麗になってる!!


前はこんな感じ
http://d.hatena.ne.jp/yamatakac/20111020

見えなかった切っ先の刃紋が見え、
おぼろげだった三本杉の刃紋もくっきりと!


刃はつけなかったが
綺麗にしておいた


と、、。


もうホント何から何まで、
ありがとうございます。。。
どう御礼をしたらいいやら、、。


翌日、酒を持ってお礼に伺った際に
酒は大好きだとおっしゃっていた。


今度は一緒に飲みましょう。
その時が楽しみです。



土曜日稽古


●剣術


●居合
○祓いの太刀
○納めの太刀
○寝居合一本目
○S之太刀
○斜剣
○斬り

三振目

最初の出会いは
地元近くの骨董屋でだった。


2X万円と値札の付いたその刀は
二尺四寸五分で樋がなく反りが浅いもの。
自分が探していた刀の姿だった。
何度か振らせてもらったり、眺めたり。


軽い気持ちで店に入っただけに、
自分好みの刀が安く売りにでていることに戸惑ってしまった。
連れて帰りたくてしばし葛藤。
しかし家庭の事情ですぐ動かせる金額ではなく、、。


後ろ髪を引かれつつも
「今回は諦めよう、二年もすれば余裕ができるさ」
と自分に言い聞かせお店を後にした。



それから一週間後。


とあるイベントのお手伝いのために
地元の神社に出入りしていたら、
近辺に住む研師の方が槍を奉納したという。


地元に刀の研師がいたことに驚いて、
機会があれば引き会わせて欲しいとお願いしたところ、
宮司さんの計らいですぐにお会いすることができた。


七十歳近辺だろうと思われるお爺さん、N村先生。
厳しい顔付きに日焼けした肌。
今も鍛えているのか、シャツの下の筋肉が盛り上がっていた。
笑った顔は優しげだ。
聞けば元警察官。今でも剣道、試斬と稽古されているそうな。
武家美術鑑賞会も主催されているとのこと。


刀の勉強がしたい旨を申し出たところ、
時間のある時に遊びに来いと言ってもらえた。


「このあと暇か?なんならスグ来いっちゃ」


さすが村上人、時間は無駄にしない(笑。


車に揺られてN村先生宅へ。
研ぎ場やお持ちの刀を見させていただいた。
刀を研ぐところは初めて見たので色々と興味深く、
たくさん質問してしまったけれど、嫌な顔せず教えてもらえた。


ふと部屋の片隅に目をやると、
見覚えのある刀があるような?あれ?これは、、。


手にとってよく眺める。
やっぱりあの刀だ。 こんなところで再開するとは、、。


「ああ、これか。これはワシが納めたんだけど、
 売れなくて戻ってきたんよ。
 欲しいなら1X万でいいぞ。金はあるとき持ってこい。」


えー!?
いきなり半額になってしまったよ(^_^;。


しかも会ったばかりの自分を信用してくれて、
ある時払いで良いという。
嬉しくて言葉に詰まってしまった。


ありがたく使わせて頂きます。
大事にします。


喜びと興奮に包まれての帰り道。
この夜はなかなか寝付けませんでした。


人との縁、刀との縁に感謝。

二尺四寸五分
無銘

柄が少し短いのでなんとかしたいところ。
N村先生に教えてもらって自作してみようかな?



木曜日稽古


●剣術
○飛竜剣

同時

土曜日稽古


膝の崩しを使っての動作
今までは 抜いて→動く と順序がついた動きだった。


そうではなく


抜く=動く とほぼ同時の感覚で行ってみたら
驚くほど動き易かった。
今までよりも間が詰まった感じ。


頭の中でのイメージが先行していて
身体の声を聞いていなかったかもしれない。


まだ慣れないけれど、
この感覚を大事にしていきたい。


●剣術
・ライン合わせ
・腰のずらし
○中住剣
・右足小指のライン
・剣のラインと一体化
・横と縦の組み合わせ
○二刀 向満子
・二軸
・左右のずらし
・胸で開いて肘を落とす
・↑このとき既に二軸になっている
・後傾
・落ち


●居合
○陰抜刀
○陽抜刀
○前肩井刀

背中を開く

木曜日稽古


N野先生から教えを受けている時に
「背中を開く」と言われたことがあった。


胸を開くならともかく、
背中を開くとはどういうことなのか?
と、色々と動いてみたけれど、
その時はどういうことか全然解らなかった。


しばらく背中側に意識を置くように稽古していると、
以前とは違った感覚がでてきた。
ああ、背中を開くとはこういうことかと納得。


普段感覚を閉じていても、
それを意識して稽古することで開けてくる。


こうやってまだまだ眠っている身体の中のセンサーを
起こしていくことができたら、
もう少しマシに動けるようになるだろうか?


とりあえずは開いた背中の感覚を
生かせるようにしていきたい。


○剣術

足首固い

日曜日稽古 海老名にて


神奈川での稽古会場が
海老名に変わってから初めての参加。
S木氏と二名でN野先生に指導してもらう。


前廻り受身について試行錯誤している時に、
どうも他の人に比べて足が動いてないのに気付いて
稼働域のチェック。


自分の足首が
滅茶苦茶固いことに気付いた、、。


これは何とかせねば!
ということで通勤中の階段の昇り降りや
エスカレータでの移動時に
足首に体重かけて伸ばしてます。


二週間やった結果、
少し稼働域が広がってきた。


やめたとたんに戻るだろうから、
続ける工夫をしていかないとな。


●体術
○前廻り受身


●剣術
○立てて落とす


●居合
○陰抜剣
○陽抜剣

DVDの話

先日収録した風心会のDVDを発売前にGET!
自宅に帰って早速再生してみました。

N野先生の居合で厳かに始まったその後で、
自分の二刀の演武が収録されてました。


オープニングに使われたかー。
嬉しいような荷が重いような、、。
もっと迫力が出せないものか(^_^;。


まぁ色々と言ったところで、
これがこの時の精一杯。
もっといい動きができるように精進あるのみです。


他には説明のお手伝いと
型の一本目を少し。


なんだかんだ出来ないなりに六年やってきて、
その結果をこうして残せたのは素直に嬉しいです。


肝心のDVDの中身の方は、
N野先生の型への思いがギュっと詰まったものになってます。
型稽古へ取り組む方々への一助となれば幸いです。



●剣術
・閉じと開き
・素振り
○廻剣
○前後斬り
#足と手の動きを一致させる
○前後斬り 左足前左廻り
○打ち
#剣を立てる→剣を倒す→体を乗せる
#左がいなくなって右がでる感覚
○小太刀連刀
・打太刀
一太刀目
#身体を緩めて
#あたかも縦斬りのように
#身体を起こさない
#足を動かさない、結果として動く
二太刀目
#詰められる気配があれば即応して上に抜く
→後傾のまま足斬りもあり
・仕太刀
一本目
#詰めすぎない
#詰める方向は相手の中心


●居合
○S之太刀
○寝居合一本目
○後腰車刀